他の投資と比べFXは少ない資金で短期間に利益を出すことも可能です。しかし想定と違う方向に相場が急激に動くと、大きな損失が出てしまうケースもあります。
ハイリスクハイリターンな取引を行なっていると、大損してしまう可能性は否定できません。
そのため「FXで多額の損失を出した」というニュースを見聞きし、「FXは危険」「失敗したら大損してしまう」といった印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしきちんとリスクをコントロールすれば、大きな損失を回避して安全にトレードを行えます。
FXは、決して危険なものではありません。
本記事では、「FXは怖い」というイメージを抱いている投資未経験者や初心者に向けて、大きな損失を回避するためのトレード方法について解説します。
目次
FXの危険性と代表的なリスクとは?
特に初心者の方がFXの危険性が高いと感じている理由はどこにあるのでしょうか?
FXの危険性に関わる主なリスクは次の4つです。
②レバレッジのリスク
③スワップポイントのリスク
④流動性のリスク
それぞれのリスクについて順番に解説していきます。
①為替変動によるリスク
FXの基本的な危険性は為替変動によるリスクです。
予測と反対に相場が動くと損失が発生します。もちろん予想が外れることはプロのトレーダーでもあることですが、「時間が経過すればトレンドが反転するだろう」と考え、損切りできないまま様子見していると、最終的にロスカットされる危険性があります。
一方で、トレンドが反転することを前提にポジションを積み増し(ナンピン)する方も少なくありません。こちらも最終的には、証拠金維持率が低下してロスカットされ、損失が膨らむ結果になります。
②レバレッジのリスク
FXは、最大で証拠金の25倍の金額でトレードを行えることが魅力です。
これは「レバレッジ」と呼ばれる仕組みで、少ない資金でトレードができるというメリットがあります。
その一方で「レバレッジ」は、急な為替変動によって大きな損失につながるリスクもあります。
あまりに急激に相場が変動する場合、ロスカット発動のタイミングが遅れてしまうケースがあります。そうなると、証拠金の一部または全部を没収されるだけでは済まず、証拠金以上の損失が発生し、追加証拠金の入金を求められることがあります。この場合、元手以上の資金が必要になるという最悪のケースになります。
③スワップポイントのリスク
FXには、高金利通貨でスワップ金利(スワップポイント)を狙って利益を出す方法があります。スワップ金利(スワップポイント)とは、2つの国の通貨間の金利の差を意味します。
「低金利通貨」を売って「高金利通貨を」を買うと、その金利の差額を毎日受け取ることができます。
逆に「高金利の通貨」を売って「低金利通貨」を買う場合は、その金利差相当分を支払うことになります。
また金利は、短期期間に急激に変動することはありませんが、長期トレードの場合はきちんと把握しておくことが大切です。
④流動性のリスク
最後のFXの主なリスクが流動性のリスクです。
流動性は市場での売買のしやすさを表すものです。例えば流動性が高い市場では、大量の取引が迅速かつ小さな価格変動で取引されます。
一方で流動性が低い市場の場合、取引を完了させるのが難しく、価格変動が大きくなる傾向にあります。
重大な経済ニュースや政治的な出来事が発生した際には、流動性が一時的に低下し、思ったように取引ができない可能性があるために流動性のリスクも考慮する必要があります。
初心者におすすめの安全な3つのトレード方法
初心者におすすめの安全なトレード方法としては下記の3つがあります。
②レバレッジを低めの設定する
③損切りラインを設定する
①値動きが激しい時間帯は無理にトレードしない
FXは24時間取引可能ですが、時間帯によって値動きの激しさ(ボラティリティー)に差があります。
特に、金融機関が基準となる為替レート(仲値)を決める「9:55前後」には激しく上下に価格が動く傾向が見受けられ、トレードの危険性が高まります。
また、夏時間の16時頃(冬時間は17時頃)も、欧州市場が開くことが原因で値動きが活発化します。
基準となる為替レート(日本の「仲値」に相当)を決める「ロンドンフィックス」と呼ばれる時間帯(夏時間は0時、冬時間は1時)にも激しい値動きが見られます。
またこれらの時間帯と別に注意すべきなのが、米国の経済指標の発表やイベントのタイミングです。
米国の経済動向は世界経済に大きな影響を与えるため、経済状況や景気を示す指標に為替は大きく影響されます。
米国の主な経済指標とイベントとして下記の3つは覚えておくようにしましょう。
・FOMC:連邦準備制度理事会(FRB)が開催している会合
・フェデラル・ファンド金利:FF金利」と呼ばれる米国における実質的な政策金利
これらの為替変動が大きい時間帯や、アメリカ雇用統計などの重要経済指標が発表される前後は、様子見するか低いレバレッジで取引するようにしましょう。
②低いレバレッジで余裕のあるトレードにする
レバレッジを低めに設定することで、FX初心者の方が大きな損失を出すリスクを下げることができます。
レバレッジを低く設定するといっても多くのFX会社では、ユーザーが「〇倍」と決めるのではなく、「実効レバレッジ」と呼ばれる資産評価額と取引数量によってレバレッジが変化するシステムになっています。そのため「①取引量に対して証拠金を多くする」もしくは「②取引量を低くする」とレバレッジが低くなります。
また「松井証券のFX」では、レバレッジの倍率は自分で「1倍、5倍、10倍、25倍」の4種類のコースから選択できるので、初心者でも分かりやすいのではないでしょうか。
③損切ラインを必ず設定する
FXでは、予想していた値動きとは反対の方向に動いてしまうことがしばしば起こります。そのような場面で、「もう少し待てばトレンドが反転する」と期待してポジションを積み増しすることは、損失を膨らませる可能性が高まるので注意が必要です。
「どの程度(何pips)、想定と反対の方向に相場が動いたらポジションを決済する」という損切りルールをあらかじめ決めておくことが大切です。いつまでもポジションを抱えているのではなく、一旦手仕舞いして再エントリーするようにしましょう。
FXにあるリスクや危険性をきちんと把握し、自分でそのリスクをコントロールできれば大きな損を出すことは回避できます。
ここまで述べてきた注意点を守ってトレードできれば、FXに対する危ないイメージは払拭できるはずです。
危険なリスクを抑えたトレードがしたい人にオススメのFX会社
松井証券のFXの基本情報 | |
取引通貨単位 | 1通貨単位 |
レバレッジ | 1倍、5倍、10倍、25倍(※ 法人口座のレバレッジは最大100倍) |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭(※~1,000通貨の注文の場合) ユーロ/円:0.5銭(※~10,000通貨の注文の場合) |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 20通貨 |
- 新興国3通貨はスワップが高水準
- 1通貨単位から取引可で少額からFXを始められる
- 業界最狭水準のスプレッド
- 最大100万円のキャッシュバックキャンペーンあり!
「松井証券のFX」の特徴はなんと言っても1通貨100円から始めることができるので、FX初心者でリスクを抑えたい人にピッタリなFX業者です。
レバレッジも1倍、5倍、10倍、25倍のなかから設定でき、初心者でもリスクコントロールがしやすくオススメです。
\取引高に応じて最大100万円キャッシュバック/
みんなのFX
みんなのFXの基本情報 | |
取引通貨単位 | 1,000通貨単位 |
レバレッジ | 最大25倍 |
スプレッド (注文数量100万通貨まで) 原則固定※例外あり |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 34通貨 |
- スワップ業界最高水準※1
- 業界最狭水準のスプレッド※2
- 新規口座開設&取引でキャッシュバックあり!
※1:対象通貨ペアは例外あり。
※2:AM8:00~翌日AM5:00原則固定(例外あり)
「みんなのFX」は、1000通貨から取引ができスプレッドが業界最狭水準なので取引コストを抑えながら初心者でも安心してトレードできるFX会社の1つです。
またスワップは業界最高水準なので、スワップポイント狙いのトレードでもOKです。
比較検証サイトや投資サイトでもオススメされているFX会社の1つなので気になる方は一度調べてみると良いでしょう。
\期間限定最大100万円キャッシュバック!/
auカブコムFXの基本情報 | |
取引通貨単位 | 1000通貨単位 |
レバレッジ | 最大25倍 |
取引手数料 | 無料 |
通貨ペア | 26通貨 |
- 取引手数料無料で少額からでもトレード可能
- スマホでもPCでスムーズに取引できる
- 「株式」「投資信託」の両方をFXの証拠金として使える
auカブコム FX」は1,000通貨から注文可能で数千円からでも始められ、リスクを抑えながら本格的な取引をしたい初心者にオススメです。「株式」「投資信託」を証拠金として使えるサービスもあるので、気軽にFXを始められます。
FXの危険性に関するよくある質問
これからFXを始める人が知っておきたい、FXの危険性・リスクに関するよくある質問とその回答を紹介します。
一方で、日本で登録のない海外のFX業者などトラブルになったときに対応が難しい業者では口座開設をしないことをオススメします。
金融庁のホームぺージでは、金融商品取引法の登録を受けている業者と警告を行った業者のリストを公開しています。
気になる方は確認するようにしましょう。