2023年1月10日に最初のエアドロップを実施した暗号資産(仮想通貨)のフレア(FLR)。
旧名がスパークとして知られるフレアトークンは、フレアネットワーク(Flare Network)上で利用できるネイティブトークンです。もともとはXRPの機能を拡大する目的で開発が進められたプロジェクトで、最初のエアドロップもXRP保有者を対象に行われました。
今回は、そんなフレアトークンの基本概要と特徴、今後トークンを受け取るために必要な「ラップ」と「デリゲーション」の方法について解説します。
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目次
フレア(FLR)トークンとは?概要・基本情報
まずはフレア(FLR)トークンの基本的な情報を整理します。
仮想通貨名 | |
フレアトークン(Flare token) | |
ティッカー | FLR |
総発行数 | 1,000億FLR |
公式サイト | https://flare.network/ |
暗号資産のFLRトークンは、フレアネットワーク(Flare Network)のネイティブトークンです。このフレアネットワークはリップル(Ripple)社の投資部門であるXpringが出資するプロジェクトで、XRPのスマートコントラクトの実装を目指して開発が進められています。
フレア(FLR)トークンの特徴とは?
FLRトークンを知る上で大切な基本的な特徴について解説します。
・発行枚数とエアドロップについて
・ガバナンストークンとしての役割
FBAコンセンサスアルゴリズム
FLRトークンが採用しているアルゴリズムは「FBAコンセンサスアルゴリズム」と呼ばれる独自のものです。FBAは「Federated Byzantine Agreement」の略で、日本語では「連合ビザンチン合意」となります。
FBAはその名前が示すようにビザンチン耐性を持ったコンセンサス形成方法の一つです。もう少し簡単に言うと、悪質なノードがいても一定数以下であればフレアネットワークが正常に機能することを意味します。
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)やプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ではマイナーやノードとしてネットワークに参加することで報酬を得ることができますが、「FBAコンセンサスアルゴリズム」にはこのよううな報酬はありません。
このネットワーク参加者に対して報酬というインセンティブが無いことは一見デメリットのように思えるかもしれませんが、その分ネットワークの高い安全性と処理能力を持つことになります。
発行枚数とエアドロップについて
FLRトークンの総発行量は1,000億FLRです。そのうちの285億FLRがエアドロップされることが決定されています。
そして2023年1月に最初のエアドロップが実施され、285億の15%に当たる42.7億FLRが配布されました。残り85%の242.3億FLRは今後36カ月間をかけて配布されていく予定です。
ガバナンストークンとして
FLRトークンの特徴の1つとしてガバナンストークンの役割があります。
トークンの発行元であるフレアネットワークはDAO(分散型自立組織)で運営されており、意思決定の際にFLRトークンが投票の権利として機能することになります。
最近の例では、残り85%の242.3億のFLRトークンの配布方法についての投票が実施されました。その結果「デリゲーション報酬としてWFLR保有者に36ヶ月かけて配布される」ことが決定されました。
この決定により、追加のトークン配布を受け取るためには、FLRトークンを「wrappedFLR」と呼ばれる別のトークンに変更し、Flare Foundationが提供している専用のシステムに預ける「デリゲート」を実施する必要があります。
フレア(FLR)トークンの現在の価格
フレア(FLR)トークンの今後の見通し
トークン価格にも影響するであろうFLRトークンの今後の見通しについて解説していきます。
日本の取引所への上場
2023年1月にFLRトークンのエアドロップが決定したことを受けて、日本の取引所ではビットバンクが初めてFLRトークンの取扱い開始を発表しました。
それに合わせて日本国内の暗号資産取引所で、フレアトークン(FLR)の今後のトークン獲得に関してFLRトークンのラップ及びデリゲートを代行するサービスの提供を開始しています。
(2023年6月21日時点ではBITPoint、GMOコイン、bitFlyerラップ及びデリゲートの対応を開始・実施の表明をしています)
自分でFLRトークンのラップとデリゲートをするのが面倒という方は、各取引所のラップ及びデリゲートサービスを利用していみるといいかもしれません。
さまざまなプロジェクトとの提携
フレアネットワーク(Flare Netowrk)を成長させる要素の1つにさまざまなプロジェクトとの提携があります。
例えば、2023年1月にフレアネットワークは、サイバーセキュリティ企業の「FYEO」との提携を発表。すでにコードベースの監査を行っているFYEOは、今後より安全なスマートコントラクトの開発やネットワークのユーザーのリスクを最小限にするための取り組みを手助けしていくそうです。
最近の例であれば、フレアネットワークは2023年2月8日にeラーニングのスタートアップ企業の「 アッパーセント(Uppercent)」とパートナーシップの締結を発表しました。今回の提携で、フレア上でNFTを発行し、このNFTがオンライン学習コースへのアクセス権として使用される予定であることが明かされています。
このようなさまざまな企業やプロジェクトとの締結が進むことで、ネットワークとエコシステムが成長していくことになるでしょう。
フレア(FLR)トークンのラップとデリゲートの方法
2023年1月に初回のFLRトークンのエアドロップが実施され、残りのエアドロップ用して割り振られた85%分のトークン獲得するためには、FLRトークンの「ラップ及びデリゲート」が必要になることを説明しました。
ここからはその「ラップ及びデリゲート」の方法について解説していきます。方法は「①個人でウォレットを用意して行う方法」と、「②取引所のラップ及びデリゲート代行サービスを活用する方法」があります。
取引所の代行サービスを利用する場合はに迷ったらSBI VCトレードを選択すれば大丈夫です。
②取引所のラップ及びデリゲート代行サービスを活用する
順番に解説していきます。
自分でウォレットを用意しデリゲートする方法
まずは下記のフレアポータルにアクセスします。
フレアポータル:https://portal.flare.network/
フレアポータルの公式ページにアクセスした後、メタマスクなどのウォレットを接続します。
国内の取引所でFLRトークンのエアドロップを受けった人は、ウォレットにFLRトークンを送りましょう。
その後、アカウント画面の「FLR blance」の項目の横にある「Wrap」のボタンを選択します。
ガス代に必要なFLRを残して、ラップするFLRトークンの数量を決めて実行します。
「WFLR balance」の項目に先ほどラップした数量の値が表示されていていればFLRトークンのラップ作業は完了です。
最後にデリゲート(委任)する方法について解説していきます。
まず「delegate」を選択します。するとデリゲート先を選択する画面が表示されるので、「Main provide」の項目から希望するデリゲート先を選択するだけです。
これでラップとデリゲートは完了し、追加のトークン報酬を受け取ることが可能になります。
実際にやってみると難しい作業ではないと思うので、気になる方は一度挑戦してみるとこをおすすめします。
ラップ及びデリゲート代行サービスを活用する方法
取引所の中には、FLRトークンのラップからデリゲートまでを代行してくれるサービスがあります。
FLRトークンのラップ及びデリゲート代行サービスを提供しているおすすめの日本国内の取引所は「SBIVCトレード」です。
SBI VCトレードで口座開設が完了すれば誰でもラップ及びデリゲート代行サービスを利用することができます。
手順もとても簡単で、管理画面にログインした後「お客様情報確認ページ」にある「FLRのラップとデリゲート実施の為のレンディングエントリー」から申し込みすることができます。
個人でデリゲートまでやるのが大変という方は、取引所のサービスを活用するといいかもしれません。