「毎日おいしいコーヒーが飲みたい!」という方から人気のある、コーヒーサブスク。
好きなコーヒーが定期的に届き、幸せな時間を過ごせる半面、コスト面の高さから悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
コーヒーサブスクには豆の質の高さを重視したものが多く、スーパーなどで売られているものと比較すると全体的にあまりリーズナブルとはいえません。
最近ではコンビニコーヒーも美味しくなってきており、わざわざ豆や粉からコーヒーを淹れなくてもいいと考えている人もいるかもしれません。
しかし、コーヒーサブスクではその分美味しいコーヒーを味わえるほか、機器もまとめて借りることができるものもあり、よりコーヒーを楽しむことができるサービスです。
そこで、今回は安くておいしいコーヒーサブスクのおすすめを紹介します。
契約時の注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
あなたは粉から?それとも豆から?コーヒーサブスクの種類と選び方
取り扱っているコーヒー豆の品種やサービス内容は、コーヒーサブスクによってさまざまです。
満足度の高いコーヒーサブスクを選ぶには、自分の求めるポイントに合うサービスを選ぶことが大切です。
種類ごとの特徴や選び方のコツを掴めるように、まずはコーヒーサブスクの基礎知識から解説します。
一杯ごとのコスパで選ぶ
サブスクを利用すると定期的にコーヒーが届くようになるので、コスト面は重要なポイントです。
「こだわりの一杯をたまに飲みたい」という方もいますが、習慣的にコーヒーを飲む方の場合、あまりに高いと気軽に飲めなくなってしまいます。
コスパのよいコーヒーサブスクを求めるなら、1杯あたりの価格が安いものを選ぶとよいでしょう。
コーヒー豆や粉は、コーヒー1杯につき10〜12gが適量です。
コーヒー1袋の量や価格は店舗によって異なるため、商品の単価で選ばないよう注意してください。
「カフェで飲むコーヒーより安ければよい」という方と「コンビニコーヒー並みの価格で楽しみたい」という方では、おすすめのコーヒーサブスクは異なります。
自分の予算感と合うコーヒーサブスクを選ぶことで、ストレスなく続けることができるでしょう。
コーヒー豆の質や鮮度で選ぶ
コスパはもちろん大事ですが、おいしさも同じくらい大切です。
「朝に飲むコーヒーがおいしいと一日がんばれる!」という方や「仕事の合間に飲むコーヒーがエネルギーの源になっている」という方であれば、むしろ豆の質はゆずれないポイントではないでしょうか。
おいしさにもこだわりたい方は、豆のランクが高いスペシャルティコーヒーを提供するサブスクや、鮮度重視でパッキングしているサブスクなども検討しましょう。
挽きたてコーヒーを味わいたい場合、豆で配達されるタイプを選べば鮮度を保ちやすくなるのでおすすめです。
サブスクならではのサービスや提供メーカーで選ぶ
コーヒーサブスクのなかには、独自のサービスで人気を高めているものがあります。
たとえば、焙煎士おすすめのコーヒーやあなたの好みに合わせたコーヒーを送ってくれるサービスです。
次の定期便を「どんなコーヒーが来るかな?」とわくわくしながら待つのも、コーヒーサブスクの楽しみ方のひとつといえるでしょう。
そのほか、さまざまなコーヒー店やメーカーと提携し、利用者が好きに選んで取り寄せられるサブスクや、コーヒーマシンのレンタルなど、サブスクによってサービス内容は異なります。
サブスクならではのサービスも楽しみたい方は、それぞれの特徴や強みとなっているサービスをチェックするのがおすすめです。
コーヒーサブスクの条件を一覧で比較!コスパ重視で選ぶなら?
それでは、サブスクのコストや利用条件面でコーヒーサブスクを比較してみましょう。
ここでは毎月かかる月額費用が安い順に並べていますが、コーヒー1杯あたりの価格も参考にしてみてくださいね。
サブスク名 | 月額費用 | 送料 | 1回に届く量 | コーヒー1杯あたりの価格 | 最低利用期間 | スキップ可・不可 | コーヒーの形状(豆、粉など) |
ブルックスコーヒー定期便 | 432円(モカ) | 590円(7,000円以上で無料) | 100g | 28.8円 | 2回 | 可(2回連続のスキップは不可) | 豆 |
ネスカフェ定期便 | 948円(ゴールドブレンド エコ&システムパック) | 4,000円以上で送料無料 | 120g | 79.0円 | 3回 | 不可 | 粉 |
Nif Coffee | 949円(ふつう) | 1パック:770円
5パック以上:無料 |
160g | 62.4円 | 3回 | 可 | 豆/粉(粉にする場合1パック99円が加算) |
The COFFEESHOP | 980円(ライトコース) | 220円 | 50g×2種類 | 98.0円 | なし | 可 | 豆/粉 |
青海珈琲 | 1,080円(選べる100g×3点セット) | 無料 | 100g×3種類 | 108.0円 | 3回 | 不明 | 豆/粉 |
PostCoffee | 1,598円(オールインワンBOX) | 無料 | 45g×3種類 | 118.3円 | なし | 可 | 豆/粉 |
SLURP | 1,950円 | 無料 | 200g | 97.5円 | なし | 可 | 豆/粉 |
カフェーパウリスタ | 1,973円(月替わりコーヒーと森のコーヒーセット) | 6,480円未満:330円
6,480円以上:無料 ※初回購入無料 |
200g(森のコーヒー)+160g(月替わりコーヒー) | 54.8円 | なし | 可 | 豆 |
ものがたり珈琲 | 1,980円(スタンダードプラン) | 275円 | 150g | 132.0円 | なし | 不明 | 豆/粉/ドリップパック |
INIC coffee | 2,900円(スムースアロマ) | 無料 | スティック30本 | 96.6円 | 3回 | 可 | インスタント |
BLUE BOTTLE COFFEE定期便 | 4,158円(バリスタのおすすめブレンド&季節のシングルオリジン) | 無料 | 200g×2袋 | 103.9円 | なし | 可 | 豆 |
※コーヒー1杯あたりの価格は、1杯=コーヒー豆(粉)15gで計算。INIC coffeeのみ1本あたりの価格で計算。送料は計算の対象外とする
コーヒーサブスクをコスト面で比較すると、上記のようになりました。
自分で選んだコーヒー豆を毎月購入するサブスクは比較的コストが安く、毎月ショップが厳選した別のコーヒー豆が届くサービスはやや値段が高い傾向があります。
コストを重視する場合、値段だけを比較するのではなく、内容量や1杯あたりの金額で見比べて決めるのがおすすめです。
コーヒーを飲む頻度や量、1杯あたりの予算などをあらかじめ考えておき、そのあとにコーヒーサブスクを検討すると自然とサブスクの種類は絞られてくるでしょう。
質から選ぶ!コスパのよいコーヒーサブスクのおすすめ3選
コーヒーサブスクは味だけでなく、サービス自体にさまざまなオプションがあります。
それぞれの特徴をきちんと知ることで、自分に合ったサービスを選ぶことができるでしょう。
その中から、使いやすくリーズナブルなサービスをいくつかピックアップして紹介します。
ネスカフェ定期便
世界的なシェアを誇る大手コーヒーブランド、ネスカフェが誇る人気のコーヒーメーカー「バリスタ」が利用できる定期便は、ネスカフェのコーヒーが安く購入できるお得なサブスクです。
定期便の利用者はバリスタの最新モデルが無料で借りられる点が、最大の魅力となっています。故障や破損に対して補償もあるため、安心して利用できるでしょう。
また、専用のカートリッジもサブスクなら最大33%オフです。
バリスタ本体と専用のコーヒーカートリッジは身近なお店でも購入できますが、サブスクを利用することで初期費用やコーヒー代をかけずに、いつでも豊かな香りのコーヒーやカフェラテを楽しめます。
60杯分のコーヒーが飲める「ゴールドブレンド(120g)」の場合、1杯あたり約16円という驚きの安さです。
バリスタで味わえるコーヒーは挽き豆包み製法で作られており、インスタントながらも深いコクと香りを感じられます。
コストを気にせず好きなだけ飲みたい方、家族みんなでコーヒーを楽しみたい方は、ネスカフェの定期便を検討してみてくださいね。
PostCoffee
「どのコーヒーを選んでいいのか分からない」という方におすすめしたいのが、PostCoffeeの「オールインワンBOX」です。
オールインワンBOXは月1,598円から利用でき、豆の挽き方まで細かく指定できます。
世界中のコーヒーショップを含めた200種類以上のラインナップから、自分に合った3種類のコーヒーが毎月届くシステムとなっています。
オールインワンBOXで始めるときは、まず無料のコーヒー診断を行うことになります。
ライフスタイルや好みの味覚などをもとに、あなた専用にカスタマイズされた3種類が選ばれます。
コーヒーの知識がなくても、お気に入りのコーヒーと出会う確率を高めてくれるでしょう。
そして飲んだあとには、そのコーヒーに対する評価を入力できます。
好みではなかったコーヒーを申告しておけば、それに似たコーヒーは届かなくなるので安心です。
ただ、サブスクのなかでは月額費用も1杯あたりの価格も、そこまで安くはありません。
しかし、豆の追加やスキップが自由にでき、フィルター同封、送料無料など、サービスの手厚さを考えると、コスパはとてもよいといえます。
まったく知らないものや珍しいものが届くこともあるため、「今月はどんなコーヒーが届くんだろう?」と楽しめるのもPostCoffeeの魅力です。
好きなコーヒーの品種を開拓したい方や、さまざまなコーヒーとの出会いを楽しみたい方には特におすすめのサービスです。
INIC coffee
INIC coffeeの定期便は、お湯で溶かすだけでいつでも本格的な香り深いコーヒーを味わえるスティックタイプのコーヒーです。
厳選した上質な豆をドリップしそのままパウダーにしているので、「たった5秒で本格コーヒー」のコンセプト通り、ドリップで入れたようなコクとすっきりした後味を味わえます。
定期便の内容は、スティックコーヒー30本で月々2,990円です。コーヒーサブスクのなかでは一見高い料金に感じますが、1杯あたりの料金は100円を下回り、コスパに優れています。
また、スティックタイプは持ち運びしやすく、自宅以外にもオフィスや友人宅への持ち込みにもおすすめです。
おいしさとコスト、そして使い勝手のよさと、あらゆる面に妥協したくないと考える欲張りな方も納得のサブスクといえるでしょう。
INIC coffeeの定期便は初回お届け時に、キャニスターなどの特典やコーヒーをもっと楽しめるガイドブックがつきます。
2回目以降はポスト投函となるため、不在で受け取れないという心配も必要ありません。
お届けのサイクルは1ヶ月と2ヶ月ごとから選べて、飲みきれない場合はスキップも可能です。
コーヒーを淹れる手間を省きたい方や、気軽においしいコーヒーを楽しみたい方におすすめできるサブスクです。
安さで選ぶ!一度に多くのコーヒーが届くサブスク2選
とにかく総額の安さにこだわるなら、一回に届く量が多いものを選び、1杯あたりの単価を下げるのがおすすめです。
上の表で挙げたサービスのなかから、まとめ買いに向いているものを2つご紹介します。
ブルックスコーヒー定期便
ブルックスは、コーヒーをはじめ日本茶や紅茶、プロテインなど飲料を中心に幅広く通信販売を手がけている会社です。
とくに主力商品であるコーヒーは、世界各地から厳選された豆を輸入し、豆の品種ごとに焙煎の工程を変える強いこだわりをもっています。
取り扱っている品種も多く、自分の好みに合ったコーヒーを見つけられるでしょう。
各商品ページで酸味、コク、苦みの度合いも紹介されています。
ブルックスコーヒーの最大の特徴は、やはりコスパです。
比較表でもご紹介したモカ100gは1つ432円と驚きの料金となっています。
コーヒーを日常的に飲む方ほど、コスト面は無視できないポイントではないでしょうか。
とはいえ単品で購入した場合、7,000円未満だと送料がかかってしまいます。
よって、コーヒーを欠かさずにストックし、まとめ買いするのがおすすめです。
また、「安いのは分かるけど、味はどうなの?」と気になっている方は、ブルックスコーヒーのお試しセットを注文してみてはいかがでしょうか。
10銘柄のコーヒーが一度に楽しめるので、ブルックスコーヒーのお気に入り商品を見つけられるだけでなく、地域ごとに異なるコーヒーの風味から自分の好みを探すこともできるでしょう。
カフェーパウリスタ
カフェーパウリスタは、1910年に創業した銀座の老舗喫茶店です。
看板メニューである「森のコーヒー」はすっきりとした味わいと香り深さで人気となり、これまで多くの著名人も訪れてきました。
そして、カフェーパウリスタの味を自宅でも味わえる定期購入も、多くの方に利用されています。
定期購入は森のコーヒーが2つ届くセットと、森のコーヒーと月替わりコーヒーが届くセットの2種類です。
月替わりコーヒーとして、世界中から厳選した旬な品種が届きます。人気の定番メニューである森のコーヒーを毎月味わいながら、新しい出会いも楽しめるサブスクです。
定期便の加入者は、コーヒーの保存缶やメジャースプーン、トートバッグなどの特典がもらえるほか、注文セット数が多いほど高い割引率になります。
また、店舗で販売されているケーキが会員価格になるなどの特典も豊富です。
カフェーパウリスタをよく訪れる方はもちろん、自宅が遠くても気軽にコーヒーを飲みたい方におすすめできます。
「定期購入の前に、一度飲んでみたい」という方は、お得なお試しセットもあるのでチェックしてみましょう。
森のコーヒーがお手頃価格で購入でき、2袋購入者にはトートバックも付いてきます。歴史ある味をぜひ堪能してみてくださいね。
契約前に確認!コーヒーサブスクをお得に楽しむポイント
コーヒーサブスクを利用しようか悩んでいるのなら、お得なサービスや契約前に知っておくべきポイントをぜひおさえておきましょう。
コーヒーサブスクはいつでも辞められる?契約期間や違約金をチェックしておこう
コーヒーサブスクはサービスによって契約期間が異なります。
最低注文回数や月数が設定されている場合があるので、契約前によく確認しておきましょう。
ほとんどの場合、契約期間をすぎれば解約のタイミングは自由です。
コーヒーには期限がある!届くのをストップできる「スキップ制度」を活用
コーヒーには賞味期限があるため、定期的にコーヒーが届くサブスクだと「飲みきれなかったらどうしよう」と不安に思う方がいるかもしれません。
しかし多くのコーヒーサブスクには、注文を一時停止できるスキップ制度が設けられています。
このスキップ制度を利用すれば自分のペースでコーヒーを飲めるので、賞味期限を気にする心配もないでしょう。
豆を挽く機械がない人は「初回限定セット」に注目
コーヒーを豆で買うと自分で挽く必要がありますが、粉よりも新鮮な状態を保ちやすい特徴があります。
豆を挽く機具がない人は、コーヒーミルとコーヒー豆がセットで販売している商品を選びましょう。
申し込みを迷ったら、初回限定割引やお試しセットがあるコーヒーサブスクを利用
コーヒーサブスクの多くは、初回限定の割引や、少量のコーヒーが届くお試しセットを取り揃えています。
「苦手な味だったらどうしよう」と悩んでいる方は、まずはお試しセットなどを購入するのがおすすめです。
そして実際に飲んでおいしいと思えたコーヒーを、サブスクで利用するとよいでしょう。
まとめ
近年、コーヒーサブスクのサービスが広まり、自宅にいながら世界中の本格コーヒーを楽しめるようになってきました。
サブスクを利用するならコーヒー豆の味わいや香りはもちろん、利用条件や価格も見逃せないポイントです。
ご自身の予算やライフスタイル、好みに合ったサブスクを利用し、優雅なコーヒータイムを楽しんでみてくださいね。